のぼりが色あせてしまうと使い方が間違っていたのかと考えがちですが、もともと過酷な環境下で使われるものがのぼりです。
使い方ではなく生地の特性や耐用期間を知らない故の疑問かもしれません。
◇のぼりの生地とのぼりの機能について。
のぼりの色あせについて、最初に一言いっておきます。
そもそものぼりは店頭に立てかけて1日中使うものなので、どのような使い方をしてもいずれは色あせを起こします。
のぼりの生地は、一般的にはテトロンポンジ(ポリエステル100%)でできています。
非常にインクの乗りが良く、風になびいてくれる特性をもっています。
普通に使って、3カ月が色あせしない耐用期間とされています。
◇のぼりの耐用期間を知っている人は少ない。
色あせについては、のぼりを使う人に誤認があるようです。
悪く言ってしまえば常識のなさです。
もともとのぼりは、商店や大規模なイベント用に使われてきたもので、たとえば日本の四季にあわせて春夏秋冬の3カ月ごとに出し物を告知し、その期間が終われば次のシーズン用に作り替えられてきたものです。
長い歴史の中の商習慣から、耐用期間は3カ月と決まっています。
◇日本はのぼりにとって、過酷過ぎるほどの季節的変化(気候)があります。
使い方に問題があるわけではありません。
直射日光が差す店頭に、のぼりを立てかけて24時間使ったとしても、それが間違った使い方とは言えません。
むしろ当然の使い方。
コンビニなどが良い例です。
誤認があったのは耐用期間であり生地やのぼりの機能についてです。
3カ月が常識なので、長くても半年とみておくべきです。
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